冬虫夏草でテストステロンを増やして、男性更年期障害に立ち向かう

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今回は「冬虫夏草(とうちゅうかそう)」なるモノが、男性更年期障害に悩むあなたのテストステロンを増やしてくれるという話をお伝えします。テストステロンとは、男性ホルモンの一種で、男らしさや活力を支える重要な要素です。しかし、年齢とともに減少し、男性更年期障害と呼ばれるさまざまな症状を引き起こします。これには、体力や筋力の低下、肥満や糖尿病のリスクの増加、性欲や勃起力の低下、うつやイライラなどが含まれます。そんなあなたにGOOD NEWSです。この記事では、冬虫夏草がテストステロンを増やすメカニズムを解説し、効果的な摂取方法や注意点をお伝えします。また、冬虫夏草だけではない、テストステロンをアップさせる他の食品やサプリメントも紹介します。この記事を読めば、あなたも冬虫夏草の魅力に惹かれることでしょう。さあ、冬虫夏草でテストステロンを増やして、男性更年期障害に立ち向かいましょう!

そもそも冬虫夏草って何なのさっ? 虫なの!?植物なの!?

ズバリ!

冬虫夏草とは、昆虫の幼虫に寄生するキノコの一種です。

冬虫夏草は”キノコ”だった

冬は虫の姿で土の中にいて、夏になるとキノコとして地上に出るという不思議な生態を持っています。

冬虫夏草は、漢方や薬膳料理などで利用されてきました。

中国料理の高級食材っぽいイメージはないですか?

冬虫夏草は主に、下記の2種があります。

  • 虫草菌コルジセプス・ミリタリス:蚕蛹(「さんよう」:カイコガのさなぎ)が宿主
  • 虫草菌コルジセプス・シネンシス:チベット高原のコウモリガが宿主

ちなみに中医では、

チベット高原のコウモリガを宿主にする虫草菌コルジセプス・シネンシスのみ冬虫夏草に、
蚕蛹のコルジセプス・ミリタリスは北虫草(サナギタケ)として正式に分類されています。

冬虫夏草は、免疫力向上やエネルギー生産効率の向上などの効能が期待されていますが、毒性作用は認められていません。

冬虫夏草の食べ方としては、アヒルやスッポンなどと煮込んだスープや、そのままお湯で戻して食べる方法があります。最近では、サプリでお気軽に摂ることができます。

無味で、味はあまり感じられず、歯ごたえは硬いです。

冬虫夏草は、虫とキノコが一体になったような不思議な姿をしていますが、古くから人々の健康や美容に役立ってきた素材です。

冬虫夏草がテストステロンを増やすメカニズムを解説:科学的根拠と最新研究

冬虫夏草は、古くから中国やチベットなどで強精強壮・不老長寿の妙薬として珍重されていますが、いくつかの研究によって、その中に含まれる成分がテストステロンの分泌を促進すると考えられています。

この研究の要約は以下の通りです。

研究名:雄マウスの生殖機能に対する冬虫夏草菌糸体とその画分のin vivo刺激効果

  • 冬虫夏草の効果についての研究:冬虫夏草は、中国で伝統的に性的能力の向上や性機能障害の回復に使用されてきました。以前の研究で、冬虫夏草とその成分がマウスのステロイド産生を刺激することが示されました。
  • 実験方法と結果:未成熟または成熟したマウスに異なる濃度の冬虫夏草およびその成分を1〜7日間給餌し、テストステロンの血漿レベルと生殖器官の重量を測定しました。結果は、冬虫夏草とその成分がマウスの血漿テストステロンレベルを有意に増加させることを示しました。
  • 結論:これらの研究から、冬虫夏草とその成分がマウスのテストステロン産生を有意に刺激することが示されました。これは、冬虫夏草が性的能力や性機能障害の改善に有効である可能性を示しています。

出典:PubMed

また、日本国産「カイコ冬虫夏草」摂取による唾液中の遊離テストステロン増加作用についても発表されています。

同じく、要約は以下の通りです。

研究名:テストステロン動態に及ぼす沖縄産エリ蚕蛹を宿主とする子実体抽出成分の影響

  • 琉球夏草の活性に関する研究:沖縄産エリ蚕蛹を宿主とする冬虫夏草(子実体)の栽培が成功したことを受けて、その活性を調べるために、オスの生殖内分泌系に及ぼす影響を検討した。
  • 実験方法と結果:男性更年期障害モデルとして去勢ラットにテストステロンと琉球夏草由来抽出エキスを投与し、精嚢腺、前立腺、血中テストステロンなどの変化を評価した。また培養精巣細胞に琉球夏草抽出エキスを作用させてテストステロン分泌の亢進作用を確認した。
  • 考察と期待効果:琉球夏草に含有される成分はテストステロンの異化を抑制し、テストステロン産生を亢進することが示された。これは、男性不妊や更年期障害の改善に有効な可能性があることを意味する。

出典:CiNii

冬虫夏草がテストステロを増やす具体的なメカニズムについては、冬虫夏草に含まれる糖タンパク質が、テストステロンの分泌を促進する黄体形成ホルモンと形状が似ているためと考えられています。

また、低用量の黄体形成ホルモン(LH)とジブチリル (db)-cAMP刺激下でみられる培養精巣細胞(ライディヒ細胞)からのテストステロン分泌の亢進(物事の度合いが高まること)作用は,冬虫夏草抽出エキスにより促進されたという報告もあります。

以上の情報から、冬虫夏草がテストステロンの分泌を促進するメカニズムは、その成分が黄体形成ホルモンの働きを模倣し、また特定の刺激下でのテストステロン分泌を亢進させる可能性があることが示唆されています。

ただし、これらはあくまで一部の研究結果であり、全体像を明らかにするためにはさらなる研究が必要です。

冬虫夏草の摂取方法と注意点:効果的な量とタイミング、副作用や相互作用について

冬虫夏草がテストステロンを増やす効果があることは、前項で解説しましたが、冬虫夏草をどのように摂取すれば、その効果を最大限に発揮できるのでしょうか?

また、冬虫夏草には副作用や相互作用があるのでしょうか?

ここでは、冬虫夏草の摂取方法と注意点についてお伝えします。

まず、冬虫夏草の摂取量についてですが、一般的には、乾燥した冬虫夏草を1日3〜5g程度が目安とされています。

しかし、これはあくまで目安であり、個人差や体質、体調などによって適切な量は異なります。

また、冬虫夏草の品質や成分もバラつきがありますので、必ず製品の表示や説明書を確認してください。

逆に、摂取量が少なすぎると効果が感じられないこともあります。

自分に合った量を見つけるためには、少しずつ増減させてみると良いでしょう。

次に、冬虫夏草の摂取タイミングについてですが、これも個人差があります。

一般的には、空腹時や食前に摂取すると吸収率が高まると言われています。

しかし、空腹時に摂取すると胃や腸に負担をかけることもありますので、注意が必要です。また、就寝前に摂取すると睡眠の質を向上させる効果があるという報告もあります。

しかし、逆に眠れなくなることもありますので、試行錯誤してみる必要があります。

自分の体調や生活リズムに合わせて、最適なタイミングを見極めるのがいいでしょうね。

最後に、冬虫夏草の副作用や相互作用についてですが、これも個人差があります。

冬虫夏草は自然由来の食材ですが、それだけにアレルギーや不快感を引き起こす可能性もあります。

特に敏感な体質やアレルギー体質の方は注意してください。

また、冬虫夏草は血液をサラサラにする効果があるため、血圧や血糖値を下げる薬やサプリメントと併用すると危険なこともあります。

特に抗凝固剤や抗血小板剤などの血液凝固阻害薬と併用する場合は医師や薬剤師に相談してください。

冬虫夏草は、テストステロンを増やすだけでなく、全身の健康にも良い影響を与える素晴らしい食材です。

しかし、摂取量やタイミング、副作用や相互作用などには注意が必要です。

自分の体と相談しながら、効果的かつ安全に冬虫夏草を摂取しましょう。

冬虫夏草だけではない!テストステロンをアップさせる他の食品やサプリメント

冬虫夏草は、テストステロンを増やす効果があるということをお伝えしましたが、実は、冬虫夏草だけではなく、他にもテストステロンをアップさせる食品やサプリメントがあります。

テストステロンは、男性ホルモンの一種で、男性の身体や心に大きな影響を与えます。

しかし、年齢とともに減少し、男性更年期障害と呼ばれるさまざまな症状を引き起こします。

これには、体力や筋力の低下、肥満や糖尿病のリスクの増加、性欲や勃起力の低下、うつやイライラなどが含まれます。

そこで、テストステロンを増やすことで、男性更年期障害を予防したり改善したりすることができます。

では、どんな食品やサプリメントがテストステロンを増やすのでしょうか?ここでは、代表的なものを紹介します。

まず、テストステロンを増やす食品としては、亜鉛が豊富なものが挙げられます。

亜鉛は、テストステロンの合成に必要なミネラルで、亜鉛不足はテストステロンの低下につながります。

亜鉛が多く含まれる食品には、牡蠣やレバー、赤身肉、ナッツ類などがあります。

これらの食品を積極的に摂取することで、亜鉛の摂取量を増やし、テストステロンの合成を促進することができます。

次に、テストステロンを増やすサプリメントとしては、トリビュラス・テレストリスが有名です。

トリビュラス・テレストリス(学名: Tribulus terrestris)は、南アジアから東欧にかけてみられるハマビシ科の多年草で、砂浜に生える海浜植物です。

乾燥地帯では内陸にも生育します。

トリビュラス・テレストリスは脳下垂体前葉部から分泌される黄体形成ホルモン(LH)を刺激します。

この黄体形成ホルモン(LH)は性線刺激ホルモンと呼ばれ、テストステロン(男性ホルモン)の分泌をコントロールします。

そのため、トリビュラスを摂取するとテストステロンの分泌量が増え、そのハーブ成分により、筋力アップ、筋量増大を促進させます。

また、欧米では体内のテストステロン量を保つ作用があるハーブとして、健康食品などに入れられています。

果実を乾燥したものは蒺藜子(しつりし)という生薬で、利尿、消炎作用があるとされています。

以上のように、冬虫夏草だけではなく、他にも亜鉛やトリビュラス・テレストリスなどの食品やサプリメントがテストステロンをアップさせる効果があります。

これらの食品やサプリメントを適切に摂取することで、あなたも男性更年期障害に立ち向かうことができます。

しかし、注意点もあります。亜鉛は過剰摂取すると毒性があるので、1日の摂取量は15mg以下に抑えることが推奨されます。

また、トリビュラス・テレストリスは、前立腺肥大や前立腺がんなどの症状がある場合は摂取しないでください。

また、血圧や心臓に影響を与える可能性があるので、高血圧や心臓病などの症状がある場合は医師に相談してください。

食品やサプリメントを摂取する際は、必ず自分の体調や症状に合わせて、適量や適時を守ることが大切です。

おわりに

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

冬虫夏草の魅力や効果について、少しでも興味を持っていただけたら嬉しいです。

冬虫夏草は、テストステロンを増やすだけでなく、免疫力や抗酸化力も高めることができる素晴らしい食材です。

冬虫夏草は、男性更年期障害の第一人者医師である堀江医師も推しています。

堀江重郎医師は、男性更年期障害の専門家として知られています。堀江重郎医師は順天堂大学大学院医学研究科の泌尿器外科学教授を務めています。堀江重郎医師は、男性に特化した医療「メンズヘルス外来」を日本で初めて立ち上げ、日本の泌尿器科を牽引しているキーオピニオンリーダーとされています。堀江重郎医師は、男性ホルモン(テストステロン)が加齢とともに低下することによって引き起こされるさまざまな身体的・精神的不調、つまり男性更年期障害に焦点を当てています。症状としては、疲れやすさ、ほてりや発汗などの身体的な不調、そして男性機能・勃起能力の低下、うつ症状などの精神的な不調が多く見られます。また、堀江重郎医師は著書「うつかな?と思ったら男性更年期を疑いなさい」で、テストステロンの減少がもたらす更年期障害への対処法をわかりやすく解説し、テストステロンを増やすためのライフスタイルも指南しています。

ちなみに、私(運営者)は、冬虫夏草のサプリを毎日摂るようにしています。

ご参考までに、私(運営者)が摂っているサプリをご紹介しますね。

こちらのサプリは、虫草菌コルジセプス・ミリタリスが原材料になっています。

冬虫夏草の凄い効果は先にお話した通りですが、冬虫夏草も万能ではありません。

残念ながら、冬虫夏草だけでは男性更年期障害を完全に解決することはできません。

テストステロンをアップさせるためには、他の食品やサプリメントも併用することが大切です。

また、適度な運動や睡眠、ストレス管理など、生活習慣の見直しも必要です。

男性更年期障害は、放っておくと健康や生活の質に大きな影響を与える可能性があります。自分の身体や心の変化に気づいたら、早めに対策を講じることが大切です。

この記事が、あなたの男性更年期障害に立ち向かう一助となれば幸いです。

このBlogでは、他にも男性更年期障害に関するさまざまな話題を取り上げています。

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また、コメントや感想もお待ちしています。

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それでは、次回もお楽しみに!

参考文献・関連サイト

男性更年期障害の克服に必要なのは「ひとりじゃない」と思えること

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ABOUT ME
タツヤ
タツヤ
男性更年期障害予防改善アドバイザー
1971年生まれ。
2010年頃から動悸、めまい、発汗、倦怠感などの症状に悩まされる。
様々な病院で検査を受けるも原因が分からず『診断難民』状態に。
その間、体調は悪化するばかり。
2019年頃から体調不良(不定愁訴)が顕著に現れる。
2022年11月ホルモン検査の結果、男性更年期障害の診断を受ける。
以降、テストステロン補充療法を中心に治療を続け、合わせてテストステロンをアップさせるための生活習慣の改善に取り組み、2023年11月時点、テストステロン値も正常になり、男性更年期障害の症状は改善する。
現在は、自身の経験を活かし、SNS(X【旧Twitter】)やblog、同じ悩みを持つ方々によるコミュニティ、さらには各種メディア出演など通じて、男性更年期障害を中心としたメンズヘルスに関する情報を発信している。

【メディア】
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■Yahoo!Japan NEWS
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■ぶんか社 comicタント(vol.50) 漫画(熊田プウ助『中年肉体百科』)の原作協力
■週刊SPA!(2024年 1/16・23号)
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