男性更年期障害と肥満の恐ろしい”濃密”な関係!メタボを放置するとこんなヤバいことが!
男性更年期障害と肥満は表裏一体だった!男性更年期障害が肥満を悪化させる、そして、肥満が男性更年期障害を悪化させる。という、切っても切り離せない”濃密”な関係にあるのが、男性更年期障害と肥満なんです。この衝撃的な事実を知らないと、あなたの人生はヤバいことになるかも知れません。この記事を読んでいるあなたは、男性ホルモンの減少と肥満の悪循環によって、心身の不調に苦しんでいるかもしれません。そうだとしたら、このままでいると、あなたの健康や生活の質はどんどん低下していきます。しかし、あなたの努力次第で、この状況を打開することができます。この記事では、男性更年期障害と肥満の恐ろしい関係について、気合をいれて詳しく解説していきます。また、その状況を打開するためにやるべきことや、理想的な体型を目指すための方法もがっつり紹介します。あなたの健康や生活の質を向上させるために、ぜひ参考にしてみてくださいね。
男性更年期障害とは何か?その症状や診断基準を知ろう
中高年になったあなたは、最近、自分の体や心に変化を感じ始めてきていませんか?
例えば、こんな変化です。
- 仕事や家庭でのストレスが多くなった
- イライラしたり落ち込んだりすることが増えた
- 体力や集中力が低下してきた
- 疲れやすくなった
- 性欲が落ちてきた
- 勃起不全や射精障害に悩まされることが増えてきた
- 体重が増えてお腹周りがぽっこりと出てきた
- 体調不良で病院に行っても原因がわからない
これらの症状が出たり、これらの状況にあるのならば、一度、男性更年期障害を疑ってみてはいかがでしょうか。
私(運営者)が、そうだったから、あなたの境遇はわかります。
男性更年期障害とは、中高年になると男性ホルモン(テストステロン)の分泌量が減少し、ホルモンバランスが乱れることで起こる症状です。
テストステロンは、男性らしい体つきや精神面に大きな影響を与えます。
そのため、テストステロンの減少は、身体的・精神的・性的な不調を引き起こすのです。
男性更年期障害は、女性の更年期障害と同じように、加齢に伴う自然な現象ですが、放置すると健康や生活の質に悪影響を及ぼします。
男性更年期障害かどうかの判断基準を以下にご紹介いたします。
この基準は、「『加齢男性性腺機能低下症候群(LOH 症候群)診療の手引き』日本泌尿器科学会・日本 Menʼs Health 医学会「LOH 症候群診療ガイドライン」検討ワーキング委員会」を参照したものになります。
【離型テストステロン値の診断基準値】
- 正常値の下限:8.5pg/ml未満
- 正常値のボーダーライン(男性ホルモン低下傾向群):8.5pg/ml以上〜11.8pg/ml未満
クリニックでは、この基準値にあてはまるかどうか血液検査で詳しく診察してくれます。
そして、血液検査の結果に応じて治療(ホルモン補充療法や漢方薬治療など)や、生活指導などを行ってくれます。
男性更年期障害は、実は多くの中高年男性が経験する現象です。
決して、珍しいことではありません。
ただ、男性更年期障害として自覚”する”か”しない”かの違いがあるだけだと考えています。
しかし、自覚しないのは、男性更年期障害のことが、あまり知られていないからだという現実もあります。
男性更年期障害の症状が出ても、男性更年期障害として診断されないことによって、適切な治療を受けられず、長い間放置され、結果として苦しみ続けるケースが後を絶たないのです。
今回は、数多の男性更年期障害の症状のうち、「肥満」にスポットを当てて、あなたが知りたいという様々な切り口から、解説してまいりたいと思いますので、どうぞ最後までお読みくださいね。
肥満が男性更年期障害を引き起こすメカニズムとは?ホルモンバランスの乱れがもたらす悪影響
男性更年期障害と肥満は、表裏一体の関係にあります。
肥満は男性更年期障害の原因にもなり、男性更年期障害は肥満の原因にもなるという、濃密な関係です。
本章では、肥満が男性更年期障害を引き起こすメカニズムと、その悪影響について解説してまいりますね。
肥満がテストステロンの分泌を阻害する
男性更年期障害の原因は、テストステロンの減少によるものです。
テストステロンは20〜30歳をピークに減少していき、テストステロン値が低くなることによってさまざまな不調が起こります。
しかし、加齢だけがテストステロンの減少を招くわけではありません。
肥満も、テストステロンの分泌を阻害する要因のひとつなのです。
肥満は、以下のようなメカニズムでテストステロンの分泌、つまり男性ホルモンのバランスを乱してしまいます。
- 脂肪細胞は、テストステロンをエストロゲン(女性ホルモン)に変換する酵素(アロマターゼ)を多く持っています。そのため、脂肪細胞が増えるほど、テストステロンはエストロゲンに変わってしまい、テストステロンの量が減ってしまいます。
- 肥満はインスリン抵抗性を引き起こします。インスリン抵抗性とは、血糖値を下げるインスリンの働きが弱まる状態です。インスリン抵抗性が高まると、血液中のインスリン濃度が上昇します。インスリンは、テストステロンを作るために必要なLH(黄体形成ホルモン)やFSH(卵胞刺激ホルモン)の分泌を抑制します。そのため、インスリン濃度が高いほど、テストステロンの合成が低下してしまいます。
- 肥満は炎症反応を引き起こします。炎症反応とは、免疫システムが異物や感染などに対して起こす反応です。しかし、脂肪細胞から分泌されるサイトカインという物質が過剰になると、炎症反応が慢性化し、正常な組織や臓器にもダメージを与えます。このような状態を低度炎症と呼びます。低度炎症は、精巣や下垂体などのテストステロンの産生や分泌に関わる器官にも影響し、テストステロンの減少を招きます。
以上のように、肥満はテストステロンの分泌を阻害するさまざまなメカニズムを持っています。
その結果、男性更年期障害が発症しやすくなってしまうのです。
肥満がもたらす健康リスク
肥満は男性更年期障害だけでなく、他のさまざまな健康リスクにもつながります。
特に中高年男性に多いメタボリックシンドローム(内臓脂肪型肥満)は、心筋梗塞や脳卒中などの命に関わる重大な疾患のリスクを高めます。
また肥満は、ED(勃起障害)や精子減少症などの性機能障害や、骨粗しょう症や筋力低下などの老化現象にも関係しています。
さらに、肥満は認知機能や、気分にも影響したり、脳血管障害やアルツハイマー型認知症などの認知症のリスクも高めます。
また、肥満は自己評価や自尊感情を低下させ、うつ症状や不安感を引き起こすこともあります。
肥満は、とんでもない、リスクのトリガー(引き金)なのです。
以上からわかるように、肥満は男性更年期障害だけでなく、全身的な健康問題に関係しています。
そのため、体重管理は中高年男性であるあなたにとって、とっても重要な課題になります。
次章では、逆に男性更年期障害が肥満を促進してしまうという仕組みと、その対策について解説していきます。
男性更年期障害が肥満を促進する仕組みとは?食欲や代謝、ストレスなどの影響
男性更年期障害と肥満は、相互に影響し合う”濃密”な関係にあります。
前章では、肥満が男性更年期障害を引き起こすメカニズムについて解説しました。
本章では、その逆に、男性更年期障害が肥満を促進する仕組みについて、詳しく解説いたします。
男性更年期障害は、男性ホルモンのテストステロンの分泌が低下することで起こります。
テストステロンは、筋肉や骨を強くする、性機能を保つ、認知力を高めるなどの働きがあります。
しかし、テストステロンの分泌が減少すると、これらの働きが低下し、心身にさまざまな不調が現れます。
その中でも、特に肥満に関係するのが、「食欲」や「代謝」、「ストレス」などの要素です。
これらの要素は、男性更年期障害によって悪化し、肥満になる可能性が高まります。
私(運営者)も、実際に男性更年期障害が発症してから、下記に説明する要素によって5kg以上体重が増えました。
それでは、それぞれの要素について詳しく見ていきましょう。
食欲
テストステロンは、食欲をコントロールする働きを持っており、脳内で食欲を抑えるセロトニンという神経伝達物質を分泌させます。
「ハッピーホルモン」としても有名なセロトニンは、気分を安定させたり、満腹感を感じさせたりする効果があります。
そのため、テストステロンが減少すると、セロトニンも減少し、食欲が増加する可能性があるのです。
精神が不安定になり、食べることで、精神の安定を図ろうとするのです。
イライラしたとき、がっつり食べると落ち着くことありますよね?
それです。
また、テストステロンは筋肉量や基礎代謝量にも影響します。
筋肉量や基礎代謝量が高いほど、エネルギー消費量も高くなります。
そのため、テストステロンが減少すると、筋肉量や基礎代謝量も低下し、エネルギー消費量も低下します。
その結果、摂取したエネルギーが消費されずに蓄積されやすくなります。
つまり、太りやすくなると言うことです。
このように、男性更年期障害は食欲の増加とエネルギー消費の低下を引き起こし、カロリー摂取量とカロリー消費量のバランスが崩れることで肥満になってしまうのです。
代謝
テストステロンは、代謝にも大きく関わっています。
特に、糖質や脂質の代謝に影響します。
テストステロンは、インスリンというホルモンの働きを助けることで、糖質の代謝を促進します。
インスリンは、血液中の糖分(グルコース)を細胞内に取り込むことで血糖値を下げる効果があります。
そのため、テストステロンが減少するとインスリンの働きも低下し、糖質の代謝が悪くなります。
またテストステロンは、脂質の分解や燃焼も促進します。
特に内臓脂肪や皮下脂肪などの体脂肪に対して効果的です。
そのため、テストステロンが減少すると体脂肪の分解や燃焼も低下し、脂質の代謝も悪くなるのです。
このように男性更年期障害は、糖質や脂質の代謝を低下させることで肥満を促進させます。
ストレス
テストステロンは、ストレスに対する耐性も高める働きがあります。
テストステロンは、副交感神経系という神経系を活性化させることで、リラックス効果をもたらします。
副交感神経系は心拍数や血圧などを下げることで身体的・精神的な緊張を和らげる効果があります。
そのため、テストステロンが減少すると副交感神経系も低下し、リラックス効果も低下してしまいます。
またテストステロンは、自信や闘争心などの精神面にも影響します。
テストステロンは、ドーパミンという神経伝達物質の分泌を促進します。
ドーパミンは、快楽や達成感などを感じさせる効果があります。
そのため、テストステロンが減少するとドーパミンも減少し、自信や闘争心も低下してしまうのです。
このように男性更年期障害は、ストレス耐性や精神力を低下させることで肥満を促進させてしまうのです。
以上のように、男性更年期障害は食欲や代謝、ストレスなどの要素によって肥満を引き起こす可能性があります。
これらの要素は、相互に影響しあって負の連鎖を作り出すこともあるため注意が必要です。
例えば、
- 食欲が増えてカロリー摂取量が増える
- カロリー消費量が減って体重や体脂肪率が増える
- 体重や体脂肪率が増えることでインスリン抵抗性や動脈硬化などの生活習慣病のリスクが高まる
- 生活習慣病にかかることで健康面や精神面に不安や不満が生じる
- 不安や不満からストレスが増える
- ストレスから食欲不振や運動不足などの生活習慣の乱れが生じる
もう、踏んだり蹴ったりな状況に陥りますww
このような負の連鎖で、肥満から健康面や精神面まで様々な問題が起きてしまうのです。
そこで、次章では、男性更年期障害と肥満の負の連鎖を断ち切るためにできることを紹介します。
食事や運動、睡眠などの生活習慣の見直しと、サプリメントの活用法について詳しく解説します。
あなたの健康や生活の質を向上させるために、ぜひ参考にしてください。
男性更年期障害と肥満の負の連鎖を断ち切るためにできること!食事や運動、睡眠などの生活習慣の見直しとサプリメントの活用法
くどいですが、男性更年期障害と肥満は表裏一体です。
男性更年期障害が肥満を悪化させ、肥満が男性更年期障害を悪化させるという負の連鎖に陥ってしまう可能性があります。
この負の連鎖を断ち切るためには、生活習慣の見直しが必須です。
食事や運動、睡眠などの基本的なことから始めて、テストステロンの分泌を促進し、心身の健康を回復させてください。
また、サプリメントを上手に活用することで、より効果的に男性更年期障害と肥満に対処することができます。
それでは、それぞれ詳しく見ていきましょう。
食事:たんぱく質とビタミンB群を意識して摂る
食事は、テストステロンの分泌に大きく影響します。
特に、意外と不足しがちなたんぱく質とビタミンB群を意識して摂ることが大切です。
たんぱく質は、体内でアミノ酸に分解され、様々なモノの原料となります。
その中には、快感をもたらし意欲を起こさせるドーパミンや、精神を安定させたり睡眠リズムを整えるセロトニンなどの神経伝達物質も含まれます。
しかも、ドーパミンの原料となるチロシンや、セロトニンの原料となるトリプトファンは、体内で作ることができず、食事からしか摂ることができない必須アミノ酸です。
食事でたんぱく質をきちんと摂らないと、神経伝達物質が不足し、抑うつの症状につながる場合があります。
ビタミンB群は、エネルギー代謝や神経系の働きに関与する重要な栄養素です。
特にビタミンB6は、ドーパミンやセロトニンの合成に必要な酵素の働きを助けます。
ビタミンB群が不足すると、疲労や肩こり、筋肉痛につながり、気分が落ち込むなどの症状になります。
たんぱく質やビタミンB群を豊富に含む食材は以下の通りです。
たんぱく質
肉類(特に羊肉)、魚介類(特にマグロやサバ)、卵、大豆製品(納豆や豆腐)、乳製品(チーズやヨーグルト)など
ビタミンB群
レバー、バナナ、アボカド、玄米、全粒粉製品、キャベツ、ブロッコリーなど
これらの食材をバランスよく摂ることで、男性ホルモンの分泌を促進してください。
運動:筋力トレーニングや有酸素運動を取り入れる
運動もテストステロンの分泌に影響します。
運動することで血流が良くなり、睾丸や副腎からテストステロンが分泌されやすくなります。
また、運動することで筋肉量が増えると、基礎代謝が上がり、脂肪が燃焼されやすくなります。
これは、肥満予防にもつながります。
運動する際は、筋トレや有酸素運動を取り入れましょう。
特に、筋トレはテストステロンの分泌を促進させる効果が高いことが分かっています。
また有酸素運動も、心肺機能を高めて血液循環を改善し、テストステロンを分泌してくれます。
運動する時間帯は、午前中がおすすめです。
朝起きた後、早い時間帯に運動することで、日中のテストステロンの分泌量が高まります。
また、夕方以降に運動する場合は、就寝前3時間以内は避けたほうが無難です。
運動後は興奮状態になってしまい、睡眠の妨げになる可能性がありますからね。
無理のない範囲で毎日続けられるような運動内容・強度・時間を設定しましょう。
私(運営者)的には、例えば以下のようなメニューがおすすめです。
筋トレ
大きい筋肉である、大殿筋、大腿四頭筋、ハムストリングスを鍛えられるスクワットが、最適です。
次に大きい筋肉である、大胸筋や広背筋を鍛えられる、腕立て伏せ・背筋・ダンベルフライなどのメニューがいいですね。