男性更年期障害とLOH症候群って同じなの?違いを知って正しく対処しないとヤバいことに

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あなたは今、男性としての自信や活力を失っていませんか?あなたは今、仕事や家庭での役割を果たせていませんか?あなたは今、自分の体や心に不安を感じていませんか?もしかしたら、それは男性ホルモンの低下による病気のせいかもしれません。しかし、その病気には似て非なる2種類があることをご存知でしょうか。その2種類とは、男性更年期障害とLOH症候群です。この2つの違いを知らないと、あなたは自分の症状に合わない治療を受けてしまうかもしれません。それでは、どうすればいいのでしょうか?この記事では、男性更年期障害とLOH症候群の違いや対処法を詳しく解説します。あなたもこの記事を読むことで、自分の症状に合った治療を受けることができます。そして、あなたは元気で明るい人生を取り戻すことができます。ぜひ、最後までお読みくださいね。

男性更年期障害とLOH症候群は同じではない!違いを知らないと危険な理由

男性ホルモンであるテストステロンは、男性らしさや活力を支える重要なホルモンです。

しかし、加齢やストレスによってテストステロンは減少していきます。

これによってさまざまな不調が現れることがあります。

個の不調を一般的に男性更年期障害と呼んでいますが、実は男性更年期障害は1種類ではなく2種類あります。

それが「男性更年期障害」と「LOH症候群」です。

「男性更年期障害」と「LOH症候群」の2種類がある

「男性更年期障害」と「LOH症候群」の違いを知らないと危険な場合があります。

それは、自分の症状に合わない治療を受けてしまう可能性があるからです。

例えば、LOH症候群の場合はテストステロン補充療法が必要ですが、それを受けずに心理的なサポートだけを受けても効果は期待できません。

なぜなら、LOH症候群とは、加齢に伴いテストステロン値が低下することによる症候を指すもので、うつや性機能低下、認知機能の低下、骨粗鬆症、心血管疾患などのリスクファクター(リスクの要因や疾病の危険因子という意味)になります。

このような症状はテストステロン不足が原因であるため、テストステロンを補充することで改善する可能性が高いのです。

逆に、男性更年期障害の場合はテストステロン補充療法を受けても副作用のリスクが高くなる場合があります。

男性更年期障害とは、加齢やストレスなどによって生じる心身の不調を指すもので、テストステロン値が低くても必ずしも発症するわけではありません。

この場合、テストステロン補充療法してしまうと、必要以上にテストステロンを増やすことになり、副作用を引き起こす可能性がでてきてしまうのです。

テストステロン補充療法の副作用として最も多いのは「多血症」です。

これは、血液中の赤血球やヘモグロビンが増えすぎることで起こります。

多血症になると、血液の粘度が高くなり、血栓や脳卒中、心筋梗塞などのリスクが高まります。

テストステロン補充療法を行うと、一部のテストステロンが女性ホルモンのエストロゲンに変換されることがあります。

これにより、女性化乳房やニキビ、体毛の増加などの副作用が起こる可能性があります。

テストステロン補充療法を行うと、体内で自然に生成されるテストステロンの分泌量が低下することがあります。

これにより、精巣の萎縮や精子数の減少などの副作用が起こる可能性があります。

これらの副作用は男性不妊の原因にもなり得ます。

テストステロン補充療法を行うと、心理的な影響もあります。

一時的に気分や自信が高まることもありますが、逆に不安やイライラ、抑うつなどの副作用も起こる可能性があります。

テストステロン補充療法の副作用を整理すると以下の通りとなります。

  • 血液中の赤血球やヘモグロビンが増えすぎる多血症がおきる
  • 女性ホルモンのエストロゲン化により女性化乳房やニキビ、体毛の増加などが起きる
  • 体内で自然に生成されるテストステロンの分泌量が低下する
  • 一時的に気分や自信が高まることもあり、逆に不安やイライラ、抑うつなどの精神的変化が起きる 

以上のように、テストステロン補充療法は単純にテストステロンを増やすだけではなく、様々な副作用を引き起こす可能性がある治療法です。

そのため、自分の症状や体質に合わせて適切な治療法を選択する必要があります。

また、治療中は定期的に血液検査や診察を受けて副作用の有無や程度をチェックする必要があります。

男性更年期障害とは:加齢による自然なホルモンの変化が引き起こす心理的な不調の正体

男性更年期障害とは、加齢やストレスなどによってテストステロンの分泌量が減少し、心身にさまざまな不調が現れる状態のことです。

テストステロンは、男性らしい肉体や精神を作り、活力や自信を与える重要なホルモンです。

しかし、このホルモンは20〜30代をピークに減少し始め、40代後半から50代前半にかけて急激に低下します。

このとき、男性は「男性更年期」と呼ばれる時期に入ります

男性更年期障害の主な症状は、倦怠感や疲労感、筋力低下、ほてりや発汗、頭痛やめまい、勃起不全(ED)、肥満、頻尿などの身体症状と、不眠や性欲減退、精神不安や集中力低下、気分の落ち込みやイライラなどの精神症状です。

これらの症状は女性の更年期障害とよく似ていますが、女性の場合は月経が止まることで明確にわかりますが、男性の場合は気づきにくいことが多いです。

男性更年期障害は、加齢による自然なホルモンの変化が引き起こすものであり、必ずしも病気ではありません。

しかし、放置すると生活の質(QOL)が低下したり、うつ病や心臓病などの重篤な疾患につながる可能性もあります。

そのため、自分の身体や心に変化を感じたら早めに医師に相談することが大切です。

では、なぜ加齢によってテストステロンが減少するのでしょうか?

そして、その減少がどのように心身に影響するのでしょうか?

これらの疑問点について、医学的・科学的な観点から詳しく解説します。

40代以降の男性はもちろん、若い世代の男性も必見です。

自分の健康を守るためにも、テストステロンについて正しく理解しておきましょう。

加齢によって男性ホルモンが減少するメカニズム

男性ホルモン(テストステロン)は主に精巣で作られます。

精巣でテストステロンを作る細胞はレイディッヒ細胞と呼ばれます。

このレイディッヒ細胞は、脳下垂体から分泌される黄体形成ホルモン(LH)という刺激物質を受け取ってテストステロンを作ります。

しかし加齢とともにレイディッヒ細胞の数や働きが低下するため  、テストステロンを作る能力が衰えていきます。

また脳下垂体から黄体形成ホルモン(LH)が分泌される量も減少するため  、レイディッヒ細胞への刺激も弱くなります。

これらの要因によってテストステロンの分泌量は徐々に低下していきます。

テストステロンの減少が心身に及ぼす影響

テストステロンは筋肉や骨格だけでなく、血液や内臓脂肪、精神や性機能など多くの器官や組織に作用します。

そのためテストステロンが減少すると心身にさまざまな影響が現れます。

その影響について、以下に触れておきますね。

身体的影響

  • 筋肉量や筋力が低下します
  • 骨密度が低下し骨粗しょう症になりやすくなります
  • 内臓脂肪が増えて肥満やメタボリックシンドロームになりやすくなりす
  • 血液中の赤血球数や血色素量が低下し貧血になりやすくなります

精神的影響

  • やる気や自信が失われます
  • 集中力や記憶力が低下します
  • 気分が落ち込んだり不安感を抱いたりします
  • 睡眠障害やイライラ感を抱えます

性機能的影響

  • 性欲が低下します
  • 勃起力が低下します
  • 射精障害がおきます

これらの影響は個人差がありますが、一般的には40代後半から50代前半くらいから顕著に現れ始めます。

これらの症状を放置しておくと生活の質(QOL)だけでなく健康面でも問題を引き起こす可能性があります。

例えば、

  • 筋肉量や筋力の低下は転倒事故や骨折リスクを高めます
  • 骨密度の低下は骨粗しょう症を引き起こし関節炎や圧迫骨折リスクを高めます
  • 内臓脂肪の増加は高血圧・高血糖・高コレステロール血症・動脈硬化・心筋梗塞・脳卒中・非アルコール性脂肪肝・2型糖尿病などの生活習慣病リスクを高めます
  • 貧血は貧血性心不全や脳梗塞リスクを高めます
  • 性欲や勃起力の低下はパートナーとの関係を悪化させたり自信喪失を招いたりします

男性更年期障害へ対処する方法

男性更年期障害へ対処する方法としては、生活習慣(食事・運動・睡眠・禁煙・節酒)を改善することで、テストステロンの減少を防ぎ、心身の不調を軽減することができます。

特に、タンパク質や亜鉛など男性ホルモンの材料となる栄養素を摂取し、筋トレで筋肉を増やすとともに、有酸素運動なども効果的です。

また、ストレスを溜めないようにリラックスする時間を作ったり、パートナーや友人とコミュニケーションを取ったりすることも大切です。

生活習慣の改善だけでは十分でない場合は、医師に相談して男性ホルモン補充療法(TRT)を受けることも一つの選択肢です。

先述の通り、テストステロン補充療法は、注射やパッチやジェルなどで直接体内にテストステロンを補充する治療法で、男性更年期障害の症状を改善する効果があります。

しかしテストステロン補充療法には副作用やリスクもあるため、医師の指示に従って適切に行う必要があります。

男性更年期障害とは、加齢やストレスなどによってテストステロンの分泌量が減少し、心身にさまざまな不調が現れる状態のことです。

テストステロンは多くの器官や組織に作用するため、その減少は筋肉や骨格、血液や内臓脂肪、精神や性機能などに影響を及ぼします。

これらの影響は生活の質(QOL)だけでなく健康面でも問題を引き起こす可能性があります。

そのため、自分の身体や心に変化を感じたら早めに医師に相談することが大切です。

男性更年期障害は自然な現象であり、病気ではないという見方もできるかもしれません。

しかし放置すると重篤な疾患につながる可能性もあるため、自分の健康を守るためにも正しく理解しておきましょう。

LOH症候群とは:生活習慣病や器質的な疾患が原因でホルモンの分泌が低下する身体的な不調の正体

男性更年期障害とは違って、LOH症候群は加齢だけが原因ではありません。

生活習慣病や器質的な疾患が原因で、男性ホルモンの分泌が低下することで起こる身体的な不調です。

LOHとは「Late-onset hypogonadism」の略で、LOH症候群は、日本語で「加齢男性性腺機能低下症候群と呼ばれます。

LOH症候群の主な原因は、生活習慣病や器質(臓器や器官に認められる形態的・解剖的性質)的な疾患です。

例えば、肥満や糖尿病、高血圧、高脂血症などの生活習慣病は、テストステロンの分泌を抑制するインスリン抵抗性を引き起こします。

また、前立腺癌や精巣癌などの器質的な疾患は、テストステロンを産生する器官に直接影響を与えます。

その他にも、脳下垂体や副腎の異常、睡眠時無呼吸症候群、アルコール依存症などがLOH症候群の原因となる可能性があります。

LOH症候群の主な症状は、性欲の低下や勃起不全、筋力や筋肉量の減少、骨粗しょう症、貧血、うつ気分などです。

これらの症状は男性更年期障害と似ていますが、LOH症候群ではテストステロンの血中濃度が明確に低下しています。

また、LOH症候群では心血管系や代謝系の合併症が起こりやすく、生命予後にも影響を及ぼす可能性があります。

LOH症候群の診断は、血液検査でテストステロンの血中濃度を測定し、基準値以下であることと、上記のような身体的な不調があることを確認することで行われます。

ただし、テストステロンの血中濃度は時間帯や季節によって変動するため、午前中だいたい11時頃までに採血することが推奨されます。

この変動を、テストステロンの日内変動といいます。

日内変動については、こちらの記事で詳しく解説していますので、良かったら一読ください。

合わせてお読みください
テストステロンの日内変動とは?
テストステロンの日内変動とは?

また、テストステロンの基準値は国や年代によって異なるため、医師と相談することが必要です。

LOH症候群の治療法は、原因となる生活習慣病や器質的な疾患を適切に治療することが第一です。

その上で、テストステロン補充療法を行うことで、テストステロンの分泌を増やし、身体的な不調を改善することができます。

テストステロン補充療法には注射剤や貼付剤・ジェル剤・口腔内剤などがありますが、副作用や禁忌もあるため、医師の指示に従って行う必要がありますからね。

繰り返しになりますが、LOH症候群は男性更年期障害と同じではありません。

ですので、原因も程度も治療法も異なります。

自分の身体に起きている変化を正しく理解し、適切な治療を受けるためには、医師に相談することが大切です。

テストステロンの影響で不調に悩む40代以降の男性は、「男性更年期障害」と一括りにせず、「LOH」という言葉も是非覚えておいてくださいね。

男性更年期障害とLOH症候群の違い:テストステロンの低下の原因や程度、治療法を徹底比較

男性更年期障害とLOH症候群は、どちらも中高年男性に起こりやすい不調ですが、同じものではありません。

それぞれの違いを知らないと、正しい診断や治療を受けられない可能性があります。

正しい診断や治療を受けられなければ、体調が改善するどころか、悪化させてしまうこともありますからね。要注意です。

ここでは、男性更年期障害とLOH症候群の違いについて、テストステロンの低下の原因や程度、治療法を比較しながら理解をすすめていきましょう。

まず、テストステロンの低下の原因についてです。

男性更年期障害は、加齢による自然なテストステロンの変化が引き起こす心理的な不調です。

テストステロンという男性ホルモンは、一般的にミドル世代以降、穏やかに減少していきます。

しかし、減少の速さや度合い、時期は個人差が大きく、ストレスや環境の変化、老化などが影響します。

そのため、40歳代以降どの年代でも男性更年期障害が起こる可能性があります。

例えば、40代、50代ではなんともなかったのに、60代になってから、突如テストステロンが減少し、体調に異変が起き始めることも珍しくはありません。

一方、LOH症候群は、生活習慣病や器質的な疾患が原因でホルモンの分泌が低下する身体的な不調です。

LOHとはLate Onset Hypogonadism(加齢男性性腺機能低下症候群)の略で、テストステロンの低下が明らかに認められる場合に診断されます。

LOH症候群は、糖尿病や肥満、メタボリックシンドロームなどの生活習慣病や、前立腺癌や精巣摘出などの器質(臓器や器官に認められる形態的・解剖的性質)的な疾患が原因で起こることが多く、加齢だけでは説明できません。

次に、テストステロンの低下の程度についてです。

男性更年期障害は、テストステロンの減少だけではなく、そのバランスや感受性も関係しています。

そのため、血液検査でテストステロン値を測定しても、正常値であっても男性更年期障害の症状を訴える人もいます。

また、テストステロン値は先述した日内変動や季節変動がありますし、自覚症状と必ずしも一致しないこともあります。

一方、LOH症候群は、テストステロン値が明確に低下しており、自覚症状とも相関が高いです。

日本泌尿器科学会と日本Men’s Health医学会の「LOH症候群 診療の手引き」によると、LOH 症候群の診断基準は、遊離テストステロンが8.5pg/mL以下であることとしています。

つづいて、治療法についてです。

男性更年期障害は、心理的な不調が主なため、「生活指導」(ストレス管理や睡眠改善など)、「漢方薬」(気分安定や精神安定など)、「抗うつ薬」(うつ気分や不安感など)などが主に用いられます。

また、「ED治療薬」(勃起障害)も必要に応じて処方されます。

一方、LOH症候群は、身体的な不調が主なため、テストステロン補充療法が主に用いられます。

この治療法は保険適用されますが、「前立腺癌」や「睡眠時無呼吸症候群」などの禁忌や副作用に注意する必要があります。

これらの違いがわかりやすいように、一覧表にしてみました。

男性更年期障害LOH症候群
テストステロン低下の原因加齢による自然なテストステロンの変化やストレス、環境の変化、老化など生活習慣病や器質的な疾患が原因でテストステロンの分泌が低下する
テストステロン低下の程度テストステロン値は正常値であっても症状が出ることがある。自覚症状と必ずしも一致しないこともあるテストステロン値が明確に低下しており、自覚症状とも相関が高い
治療法生活指導、漢方薬、抗うつ薬、ED治療薬などが主に用いられるテストステロン補充療法が主に用いられる

以上からわかるように、男性更年期障害とLOH症候群は同じではありません。

それぞれの違いを知って正しく対処しましょう。

男性更年期障害とLOH症候群の正しい対処法:自分の症状に合わせた治療を受けるために必要なこと

男性更年期障害とLOH症候群は、同じような症状を引き起こすことがありますが、その原因や治療法は異なります。

自分の症状に合わせた治療を受けるためには、まず正しい診断を受けることが必要です。

そのためには、以下のことに注意しましょう。

症状を素直に医師に伝える

男性更年期障害やLOH症候群は、性欲低下や勃起障害など、恥ずかしいと感じる症状が多いです。

しかし、それらの症状は男性の健康や生活の質に大きく影響するものです。

自分の体や心の変化を素直に医師に伝えることで、適切な診断や治療が受けられます。

また、自分だけで悩まずに、パートナーや家族など信頼できる人に相談することも大切です。

質問票や血液検査などを受ける

男性更年期障害やLOH症候群の診断には、質問票や血液検査などが用いられます。

質問票では、自覚症状の程度や頻度などを評価します。

血液検査では、テストステロン値や前立腺特異抗原(PSA)値などを測定します。

これらの検査は、男性ホルモンの低下の原因や程度を判断するために重要です。

医師の指示に従って、正確に検査を受けましょう。

治療法を医師と相談する

男性更年期障害やLOH症候群の治療法は、それぞれ異なります。

男性更年期障害は、生活指導や漢方薬、抗うつ薬、ED治療薬などが主に用いられます。

LOH症候群は、テストステロン補充療法が主に用いられます。

しかし、これらの治療法にはそれぞれメリットとデメリットがあります。

例えば、テストステロン補充療法は効果的ですが、前立腺癌や睡眠時無呼吸症候群などの禁忌や副作用に注意する必要があります。

また、漢方薬や抗うつ薬も、個人差や副作用があります。

治療法を選択する際には、医師とよく相談しましょう。

以上のことを心がけることで、自分の症状に合わせた治療を受けることができます。

しつこいようですが、男性更年期障害とLOH症候群は同じではありません。

それぞれの違いを知って正しく対処しましょうね。

男性更年期障害とLOH症候群は同じではないことを再確認し、自分の健康を守るために行動しよう

今回は、男性更年期障害とLOH症候群の違いや対処法について詳しく解説しました。

男性更年期障害とLOH症候群は、同じような症状を引き起こすことがありますが、その原因や治療法は異なります。

男性更年期障害は、加齢による自然なテストステロンの変化が引き起こす心理的な不調ですが、LOH症候群は、生活習慣病や器質的な疾患が原因でテストステロンの分泌が低下する身体的な不調です。

男性更年期障害とLOH症候群の違いを知らないと危険な理由は、それぞれに適した治療法が異なるからです。

男性更年期障害は、生活指導や漢方薬、抗うつ薬、ED治療薬などが主に用いられます。

LOH症候群は、テストステロン補充療法が主に用いられます。

しかし、これらの治療法にはそれぞれメリットとデメリットがあります。

例えば、テストステロン補充療法は効果的ですが、前立腺癌や睡眠時無呼吸症候群などの禁忌や副作用に注意する必要があります。

また、漢方薬や抗うつ薬も個人差や副作用があります。

自分の症状に合わせた治療を受けるためには、まず正しい診断を受けることが必要です。

そのためには、以下のことに注意することが大切です。

  • 症状を素直に医師に伝える
  • 質問票や血液検査などを受ける
  • 治療法を医師と相談する

しかし、残念ながら、医師でも男性更年期障害とLOH症候群を混同しているケースもあるようです。

そのため、あなたもしっかりと学び、適切な治療を受けられるようにしなければなりません。

今回紹介した内容を参考にして、自分の健康に関心を持ってくださいね。

最後の念押しです。

男性更年期障害とLOH症候群は同じではありません。

それぞれの違いを知って正しく対処して下さい。

テストステロンは多くの健康問題に関係しています。

テストステロンの力を維持することが、あなたの健康や生活の質に大きく影響することは間違いありません。

参考文献・関連サイト

  1. 順天堂大学医学部付属順天堂病院泌尿器科(「LOH症候群(加齢性腺機能低下症)」)
  2. 医療法人社団平成医会(「セロトニンの増加が心身に及ぼす効果」)
  3. サントリーウェルネスOnline(「男性ホルモンとは?男性ホルモンが体に与える影響を解説」)
  4. 日本内科学会雑誌 第102巻 第 4 号・平成25年 4 月10日(「男性更年期障害(LOH症候群)」)
  5. 日本泌尿器科学会/日本Men’s Health医学会 「LOH症候群診療ガイドライン」検討ワーキング委員会(「L O H 症 候 群 — 加齢男性性腺機能低下症候群 診療の手引き」)
  6. 日本総合健診医学会 第40回大会・シンポジウム2 健康長寿のために総合健診で必要とされる検査とその意(「加齢男性性腺機能低下症候群(LOH症候群)を どのように理解し対処すべきか -テストステロンの役割」)
  7. 一般社団法人日本内分泌会(「男性更年期障害(加齢性腺機能低下症、LOH症候群)」)
  8. 大東製薬工業株式会社(「男性更年期障害とLOH症候群」)
  9. 社会福祉法人恩賜財団済生会(「男性の「更年期障害」をご存じですか? 男性ホルモン減少による「LOH症候群」にご用心!」)
男性更年期障害の克服に必要なのは「ひとりじゃない」と思えること

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タツヤ
タツヤ
男性更年期障害予防改善アドバイザー
1971年生まれ。
2010年頃から動悸、めまい、発汗、倦怠感などの症状に悩まされる。
様々な病院で検査を受けるも原因が分からず『診断難民』状態に。
その間、体調は悪化するばかり。
2019年頃から体調不良(不定愁訴)が顕著に現れる。
2022年11月ホルモン検査の結果、男性更年期障害の診断を受ける。
以降、テストステロン補充療法を中心に治療を続け、合わせてテストステロンをアップさせるための生活習慣の改善に取り組み、2023年11月時点、テストステロン値も正常になり、男性更年期障害の症状は改善する。
現在は、自身の経験を活かし、SNS(X【旧Twitter】)やblog、同じ悩みを持つ方々によるコミュニティ、さらには各種メディア出演など通じて、男性更年期障害を中心としたメンズヘルスに関する情報を発信している。

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