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男性更年期障害に効く意外な方法!ボランティアで心も体も元気になるコツ

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あなたは自分が男性更年期障害かもしれないと感じたことはありませんか?40代から50代になると、男性ホルモンであるテストステロンの量が減って心身に不調が起こることがあります。不安やうつ、イライラや倦怠感、性欲減退や肥満や脱毛などがその変化の一部です。これらの変化は、仕事や家庭、人間関係にも支障をきたし、自分の存在意義や自信を奪ってしまうこともあります。そんな男性更年期障害の改善や予防に効く意外な方法があります。それはボランティア活動です。ボランティア活動と聞くと、時間や労力がかかると思われるかもしれませんが、実は心も体も元気になるコツがたくさんあるんです。今回は、ボランティア活動が男性更年期障害に対し、どのような理由で、どのような効果をもたらすのか、そしてどのように始めて続けるのかをご紹介しますね。あなたもボランティア活動で男性更年期障害とさよならしましょう!

ボランティア活動が男性更年期障害の治療や予防に効く根拠を医学的、心理学的、脳科学的にアプローチ

ボランティア活動が男性更年期障害の治療や予防に効くことは、アカデミック(学術的)な観点からも説明がつきます。

医学、心理学、脳科学、それぞれの切り口からアプローチしてみましょう。

医学的なアプローチ

ボランティア活動はストレスを軽減し、心身の健康を促進することが報告されています。

男性更年期障害は、加齢だけではなくストレスが原因でテストステロンが減少し、自信や存在意義を失ったり、不安やうつなどの精神的な症状を引き起こすことがあります。

ゆえに、ストレスを減らす効果のあるボランティアは、男性更年期障害の治療や予防に効果的という訳なんです。

ボランティア活動は、他者に何かを与えることで、感謝されたり、社会的なつながりを築いたりすることができます。

これにより、自分の価値を再認識したり、生きがいや充実感を得たりすることもできるんです。

また、ボランティア活動は、身体的にも活動的になることが少なくないので、血行や代謝を促進し、テストステロンの分泌を増やす効果も期待できます。

以上のように、ボランティア活動は、男性更年期障害の原因や症状に対して、精神的にも身体的にもポジティブな影響を与えることができるのです。

心理学的なアプローチ

ボランティア活動は心理学的にも効果ありです。

ボランティア活動によって、自己効力感や自尊感情を高め、社会的な支えやつながりを得ることができます。

自己効力感と自尊感情について、確認しておきましょう。

自己効力感とは、心理学者アルバート・バンデューラが提唱した概念で、何らかの課題に対して「自分なら必要な行動を実行し、うまくやり遂げることができるという信念」のこと。自分に対して持っている自信や信頼、有能感とも言い換えることができます。自己効力感は、自分の能力や環境に影響されるだけでなく、自分の経験や観察、励ましや批判などによっても変化します。自己効力感が高い人は、困難な状況にも積極的に挑戦し、目標達成に向けて努力します。自己効力感が低い人は、失敗を恐れて挑戦を避けたり、あきらめやすくなったりします。自己効力感は、学習や仕事、健康や幸福などに大きく関わる重要な要素です。

自尊感情とは、自分自身についての評価に関する感情のことです。自分がどれだけ価値のある存在だと思っているか、どれだけ自分を受け入れているか、どれだけ自分に満足しているかなどが自尊感情に関係します。自尊感情は、自分の能力や外見、人間関係などに影響されます。自尊感情が高い人は、自分に自信を持ち、ポジティブな感情を持ちやすく、ストレスに強くなります。自尊感情が低い人は、自分に否定的で、ネガティブな感情を持ちやすく、ストレスに弱くなります。自尊感情は、心理的な健康や幸福感に大きく関わる重要な要素です。

自己効力感や自尊感情は自信や存在意義に関わる要素であり、低下するとうつ傾向や無気力に陥りやすくなります。

逆に、ボランティア活動によって自己効力感や自尊感情を高め、社会的な支えやつながりをもつことで、男性更年期障害に伴う心理的な症状を軽減することにつながります。

人間は社会的動物なので、社会とのつながり、他者とのつながりを、心の中では求めているのです。

ボランティアは、このつながりをもたらせてくれるのです。

さらにボランティア活動は、社会や他者とのつながりを通じて、自分の能力や価値を実感したり、承認欲求満たしたりしてくれるのです。

結果、ポジティブな感情や幸福感が高まったりもします。

ポジティブな感情や幸福感が高まると、孤立感や不安感を和らぎ、生きがいや充実感を感じることもできますからね。

また、ボランティア活動は、ストレスや苦痛に対する対処能力や回復力を高める効果も期待できます。

なんか、良いことづくめですね。

以上のように、ボランティア活動は、男性更年期障害の心理的な原因や症状に対して、自己肯定感や幸福感を高めることで、治療や予防に効果があるのです。

脳科学的な根拠

ボランティア活動は脳の機能や構造にも良い影響を与えることが示されています。

ボランティア活動によって、認知機能や記憶力を向上させることがわかっています。

また、ボランティア活動は脳内のドーパミンや、「幸せホルモン」で有名なセロトニンなどの神経伝達物質の分泌を促進し、快楽や幸福感を生み出してくれます。

さらにさらにっ、ボランティア活動は脳の神経細胞の新生やシナプスの形成を促進し、脳の老化をも防いでくれるのです。

これらの効果は男性更年期障害に伴う認知機能の低下や気分の落ち込みを改善することが期待されます。

以上のように、ボランティア活動は医学的・心理学的・脳科学的に男性更年期障害に効く根拠があります。

もちろん、個人差や症状の程度によって効果は異なりますし、ボランティア活動だけで完治するわけではありません。

しかし、ボランティア活動は男性更年期障害の治療法のひとつとして有用であると考えられますよね。

ボランティア活動で得られるメリット①:自分の存在意義や役割を見出す

男性更年期障害は、40代から50代の男性が男性ホルモンの減少によって心身が不安定な症状になることです。

この時期は、仕事や家庭、人間関係などにおいても大きな変化やストレスが生じることが多く、自分の存在意義や役割を見失ってしまうこともありますよね。

最近では、この時期のことをミッドライフクライシス(中年の危機)なんて言い方もしています。

ミッドライフクライシスとは、中年期特有の心理的危機、または中高年が陥る鬱病や不安障害のことです。ミッドライフクライシスは、中年期になって自分の人生や将来に対して不安や不満を感じたり、自分の価値観やアイデンティティに疑問を持ったりする現象です。ミッドライフクライシスになると、自分の人生を変えたいと思っても実行できないことに苛立ったり、自分の能力や魅力が衰えていると感じたり、家族や友人との関係に問題が生じたりすることがあります。ミッドライフクライシスは、人によってその程度や表れ方は異なりますが、一般的には40歳から50歳くらいの年齢で起こることが多いと言われています。

そんな時、ボランティア活動をすることで、自分の価値や目的を再発見することができるかもしれません。

ボランティア活動は、社会に貢献することや困っている人を助けることに意義を感じる人も多いですが、それだけではありません。

ボランティア活動は、自分自身の成長や発展にもつながります。

ボランティア活動を通して、自分の興味や能力に合った仕事を見つけたり、新しいスキルや知識を身につけたり、自分の可能性を広げたりすることができます。

また、ボランティア活動は、自分の存在意義や役割を見出す機会でもあります。

ボランティア活動では、社会の一員としての自覚を持ち、周囲を尊重して協力することが求められます。

その過程で、自分が何のために生きているのか、どんな貢献ができるのか、どんな価値観を持っているのかなど、自分自身について深く考えることになります。

ボランティア活動で得られるメリット②:他者との交流や感謝で自信や満足感を高める

ボランティア活動は、社会的な貢献や支援をすることで、自分の価値観や能力を再認識する機会になります。

また、他者との交流や感謝を通じて、自分は必要とされていると感じたり、自分にもできることがあると自信を持ったりします。これらは、自己肯定感や生きがいを高める要素です。

実際に、ボランティア活動をすることで自己肯定感が向上したという研究結果があるんです。

以下に研究結果をご紹介します。

この研究では、ボランティア活動経験のある中学生と高校生のボランティア活動意欲に影響を与える要因を検討しました。

ボランティア活動意欲とは、ボランティア活動への関心や動機、活動への満足度や継続意向を指します。

ボランティア活動意欲に影響を与える要因として、以下の4つの変数を考えました。

  • 特性共感:他者の感情に共感する傾向
  • 感情経験:ボランティア活動中に感じた肯定的な感情や否定的な感情
  • 自己肯定感:自分自身を肯定的に評価する程度
  • ボランティア活動経験:ボランティア活動の回数や時間

これらの変数の関係を分析した結果、以下のようなことが分かりました。

  • 特性共感は、感情経験に影響を与える。特に、他者志向の特性共感は、肯定的な感情経験を高める。
  • 感情経験は、自己肯定感に影響を与える。特に、肯定的な感情経験は、自己肯定感を高める。
  • 自己肯定感は、ボランティア活動意欲に影響を与える。特に、自己肯定感が高い人は、ボランティア活動への関心や動機、活動への満足度や継続意向が高い。
  • ボランティア活動経験は、特性共感や自己肯定感に影響を与える。特に、ボランティア活動経験が豊富な人は、他者志向の特性共感や自己肯定感が高い。

以上のように、この研究では、ボランティア活動をすることで自己肯定感が向上し、それがボランティア活動意欲の向上につながるというプロセスが明らかにされました。

このように、ボランティア活動は、他者との交流や感謝で自信や満足感を高める効果があります。

男性更年期障害に悩む40代男性の皆さんは、ぜひボランティア活動に挑戦してみてください。

心も体も元気になるかもしれませんよ。

ボランティア活動で得られるメリット③:ストレスや不安を緩和し、気分を明るくする

ボランティア活動は、ストレスや不安を感じる原因の一つである孤立感や無気力感を解消することができます。

ボランティア活動では、他者と協力したり、励まし合ったりすることで、孤立感を減らし、支え合いの感覚を得ることができます。

協力し合うことで人から必要とされるって、ホントに大切な事ですからね。

人から必要にされない=孤独というよりも”孤立”です。

孤立ほどつらいことはありません。

また、ボランティア活動では、自分の能力や貢献を認められたり、感謝されたりすることで、無気力感を減らし、達成感や充実感を得ることができます。これらは、ストレスや不安を緩和し、気分を明るくする効果があります。

実際に、ボランティア活動をすることでストレスや不安が軽減されたという研究結果もあります。

例えば、日本では、東日本大震災後に被災地でボランティア活動をした人たちの心理的変化を調査した研究があります。その結果、ボランティア活動をした人たちは、自己効力感や社会的支援感が高まり、ストレス反応が低下したということがわかりました。

また、仮設住宅入居者の視点から見た場合も、ボランティア活動は心理社会的支援につながりました。ボランティア活動は、被災者とボランティアの間に信頼関係や共感関係を築くことで、被災者の孤立感や無力感を軽減し、自己肯定感や希望感を高めることができました。

また、米国では、高齢者にボランティア活動をさせたところ、うつ症状が改善したという報告があります。高齢者は、社会的な役割や目的意識が低下することで、うつ症状になりやすいです。しかし、ボランティア活動は、高齢者に社会的な役割や目的意識を与えることで、うつ症状を軽減することができました。また、ボランティア活動は、高齢者に自己効力感や自尊心を高めることで、うつ症状を軽減することができました。

このように、ボランティア活動は、ストレスや不安を緩和し、気分を明るくする効果があります。男性更年期障害に悩む40代男性の皆さんは、ぜひ、ボランティア活動に挑戦してみてください。心も体も元気になるかもしれません。

ボランティア活動の始め方や注意点:自分に合ったものを選んで楽しく続けよう

ボランティア活動は、自分の存在意義や役割を見出したり、他者との交流や感謝で自信や満足感を高めたり、ストレスや不安を緩和し、気分を明るくしたりする効果があります。

しかし、ボランティア活動を始めるには、自分に合ったものを選んで楽しく続けることが大切です。そこで、ボランティア活動の始め方や注意点について、以下のポイントをご紹介します。

1. 自分の興味や関心に沿ったボランティア活動を探す

ボランティア活動は、自分の興味や関心に沿ったものを選ぶことが重要です。

自分の興味や関心に沿っていれば、モチベーションが高まり、楽しく続けることができます。

また、自分のスキルや経験を活かせるボランティア活動もおすすめです。自分のスキルや経験を活かせば、自己効力感や自尊心が高まります。

ボランティア活動は、社会福祉団体や市民団体などが主催しています。インターネットや新聞などで情報を探したり、地域のボランティアセンターなどに相談したりしてみましょう。

2. ボランティア活動の内容や条件を確認する

ボランティア活動に参加する前には、ボランティア活動の内容や条件を確認することが必要です。

ボランティア活動の内容は、具体的に何をするか、どんな目的や効果があるかなどを把握しましょう。

また、ボランティア活動の条件は、時間や場所、期間や頻度、費用や保険などを確認しましょう。自分のライフスタイルや予算に合わせて選ぶことが大切です。

また、事前にオリエンテーションや研修などがあるかどうかも確認しましょう。

オリエンテーションや研修では、ボランティア活動の目的や方法、注意点などが説明されます。これらは、ボランティア活動をスムーズに行うために役立ちます。

3. ボランティア活動を楽しく続ける

ボランティア活動を始めたら、楽しく続けることが大切です。楽しく続けるためには、以下のことに気をつけましょう。

ボランティア仲間とコミュニケーションを取る

ボランティア仲間とコミュニケーションを取ることは、ボランティア活動を楽しく続けるために重要です。

ボランティア仲間とコミュニケーションを取ることで、情報や意見を共有したり、助け合ったり、悩みや感想を話したりできます。

これは、ボランティア活動の質や効果を高めるだけでなく、他者との交流や感謝を感じることができます。

また、ボランティア仲間とのコミュニケーションは、友情や信頼関係を築くことにもつながります。ボランティア仲間とは、同じ目的や価値観を持つ仲間です。ボランティア仲間との関係は、孤立感や無気力感を解消し、自信や満足感を高めることができます。

ボランティア活動の成果や反省を振り返る

ボランティア活動の成果や反省を振り返ることは、ボランティア活動を楽しく続けるために重要です。

ボランティア活動の成果や反省を振り返ることで、自分の貢献度や成長度を確認したり、改善点や課題を見つけたりできます。

これは、ボランティア活動の質や効果を高めるだけでなく、自己効力感や自尊心を高めることができます。

また、ボランティア活動の成果や反省は、自分の目標や価値観を明確にすることにもつながります。

ボランティア活動は、自分の目標や価値観に沿ったものを選ぶことができます。ボランティア活動の成果や反省は、自分の目標や価値観に沿っているかどうかを確認する機会になります。

まとめ

今回は、男性更年期障害に効く意外な方法として、ボランティア活動をおすすめしました。

ボランティア活動は、男性更年期障害の原因の一つであるテストステロンの減少による心身の不調に対処するのに役立ちます。

ボランティア活動をすることで、自分の存在意義や役割を見出したり、他者との交流や感謝を通して自信や満足感を得たり、ストレスや不安を緩和して気分を明るくしたりすることができます。

また、ボランティア活動は運動や社会参加といった生活習慣の改善にもつながります。

これらは、男性更年期障害だけでなく、生活習慣病や認知症などの予防にも有効です。

ボランティア活動を始める際には、自分の興味や能力に合ったものを選ぶことが大切です。

また、無理をせずに楽しく続けられるように計画を立てることも重要です。

ボランティア活動は時間や場所を選ばず、自宅にいながらにしてインターネットで参加できるものもありますので、調べてみてください。

あなたもボランティア活動で男性更年期障害とさよならしませんか?

心も体も元気になるコツをぜひ試してみてくださいね。

参考文献・関連サイト

  1. Medical Note(「男性更年期障害の病院での治療、男性更年期障害になりやすい人と自分でできる対策法」・「男性更年期障害」)
  2. 千里中央メディカルクリニック(「男性更年期障害とは?様々な症状から改善方法をチェック 」)
  3. Counselor Web(「自己効力感」)
  4. 心理学用語集サイコタム(「自尊感情」)
  5. 厚生労働省(「ボランティア活動」)
  6. ボランティアキャリア(「ボランティア活動の意義とは、どうあるべき?メリットや注意点も解説!」)
  7. 3rd Room(「ボランティア活動をする意義とは?メリットやデメリットも解説」)
  8. 参考に~ 茨城キリスト教大学紀要第49号(「若者ボランティア活動の現代的意義とコーディネート機関の新たな役割」)
  9. Japanese Journal of Applied Psychology(「山本陽一:ボランティア体験が中学生と高校生のボランティア活動意欲に及ぼす影響」)
  10. ピースボート災害支援センター(「仮設住宅入居者の視点から災害ボランティアとの関係性の意味づけが変化するプロセスに関する質的研究」)
男性更年期障害の克服に必要なのは「ひとりじゃない」と思えること

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ABOUT ME
タツヤ
タツヤ
男性更年期障害予防改善アドバイザー
1971年生まれ。
2010年頃から動悸、めまい、発汗、倦怠感などの症状に悩まされる。
様々な病院で検査を受けるも原因が分からず『診断難民』状態に。
その間、体調は悪化するばかり。
2019年頃から体調不良(不定愁訴)が顕著に現れる。
2022年11月ホルモン検査の結果、男性更年期障害の診断を受ける。
以降、テストステロン補充療法を中心に治療を続け、合わせてテストステロンをアップさせるための生活習慣の改善に取り組み、2023年11月時点、テストステロン値も正常になり、男性更年期障害の症状は改善する。<